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このブログについて

本ブログは、新機動戦記ガンダムWの新作シリーズとして最近ガンダムエースで展開中の『Frozen Teardrop』、および『Endless Waltz 敗者たちの栄光』の考察・感想・情報収集のために運営しております。基本的に、どこよりも早いニュースや、あらすじの掲載はありません。にも関わらず、発売日以降は既知としてネタバレ全開で扱いますので、悪しからずご了承くださいませ。


エントリは、誤解を招く内容を発見した時や、状況が変化した場合に加筆修正する場合があります。

2012年8月26日

プリベンター5の感想(3) ∨[゚□゚]∨

まさかの後編分割だったので、先月の時点では感想を控えておりました。ようやく「プリベンター5」編が終了したので、例月どおり思うところをつらつらと。

2012/08/24~25のツイートより

「ヒイロの量産機プロモーションのせいですべてが詰んだ」というフレンドさんの「今月のまとめ」に大爆笑しました。ほんとにな!
だから早くROBOT魂でキャンサーとビルゴを出してください。ソフビのおもちゃでもいいんです。鳴笛がついてて、お腹を押したらぷーって鳴るようなのとか……。

  • 量産機プロモーションに余念のない男、ヒイロ・ユイ。あんたどんだけ強いの!
  • なんといってもキャンサーvsビルゴ3に尽きる。前編時の予想ではキャンサーvsワイバーンだったのですが、サムはデュオんとこに行ったので外れました。キャンサーが勝つにはあの戦法しかないと思っていましたが、まさかの空を飛んだので大爆笑でした。
  • 本来カニに対空ミサイルついてないはずなんだ。ヒイロのカスタムかしら。思い当たるのは、以前も言及したけど初代でA.C.E.でカニが海中から地上に向けてぽいぽいミサイル投げてきた件。対空ミサイル装備型もあるのかもしれない。
  • ……もしかして本編見直したらミサイル撃ってるのかな。今度確認しよう……。
  • だけど戦ったこと自体が詰み。
  • なんでヒイロ詰んでるか、想像なんですが、通信時にハッチ開けてるんですよね。対放射線防御なら海底に沈んでればよかったのですが、恐らく生命維持装置ぶっ壊れて浮上&ハッチ開放せざるを得なかったのではないかと妄想します。
  • 熱線と爆風の圏内というのもあり得るんですが、あんまり近いと、頑張って岸まで遠泳して城内退避という手が使えてしまうので微妙だなあと(サリィでもやれたんだし)

このあたり、「2度以上読まないとヒイロが詰んだ理由が分からなかった」という人が多く、絶対的に描写不足だと思います。ちなみに、私も分かりませんで、何度か読み直して、ようやく脳内補完しました。ほんの数行ずつでよいので、加筆されることを強く望みます。

2013/02/04追記:単行本にて「コクピットハッチが壊れた」旨が加筆されました。

超いまさらですが、残存放射能が少ないとされるのは純粋水爆と呼ばれるカテゴリのようですので、これかなあと(実際には開発断念されたようです)。また、被害要約については、核爆発の効果が参考になるかもしれません。肝心のスペックが明示されていないので、参考程度ではあります。

次に、Dr.Jとピースクラフトの関わりについて。なんでP.P.P.を破壊せずに封印としたのか分からず、1日くらい悩んでおりました。

  • 意味がよく分からんというか、何でそれを破壊しなかったのか、理解に苦しむ。
  • 先ほどの感想ツイートの訂正。破壊しなかった理由はなんとなく推測がついた。ついたような気がするけど、もしこの推測が正しいとしたら、ひどいと思う。あなたに何の根拠があって、人を試す資格があるというのか。
  • トマスとジェイのやろうとしていたことが、やっぱり大規模テロ以外の何者でもなかった件。
  • P4を作ったのは誰→トマス/P4をP3にしたのは誰→カーンズ(ここ推測)/P3を封印したのは→Dr.J/P3を医療ナノマシンと結びつけたのは→ディズヌフ/こともあろうにリリーナの生死と結びつけたのは→Dr.J としか読み取れないんだけど合ってるのかしら。
  • Dr.Jの人となりについて改めて考えていたら、「マジで狂ってる」とか「なんでそんなに人を試すの」とかロクでもない感想しか出て来なかった件。
  • Dr.Jは常にピースクラフトを試している。P4を破棄せずにピースクラフトに預けたのは、世界にパスコード1つで大虐殺を起こせる兵器(核の暗喩かも)を持たせて、なお完全平和を主張できるかどうかを見届けようとしたのかもしれない。実際、マルティクスはそれを使うことなく死んだ。このあたりの経緯には初代ヒイロも噛んでるようだし、過去編で言及されるのかしら。
  • AC196の時点では、Dr.Jはヒイロのみ眠らせる予定だったように思える。
  • 当初、冬眠装置を開発したDr.Jは、ヒイロを人類に対するカウンター、抑止力として冬眠させる予定だった。が、実際にはリリーナがP.P.P.によって人類のカウンターになってしまった。ヒイロはそのリリーナのさらにカウンターとして結果的にやっぱり冬眠することになってしまった。などと妄想。
  • 上記だと、わざわざ2号機を作った理由がうまく想定できないので、さっきの自説は、実はちょっと保留にしておきたい気分です。
  • ヒイロのあとを追っかけたくなったリリーナ様用というのはどうだろう。平時のリリーナであれば、そんな選択はしないだろうということを見越して、しかし、試すために選択肢を提示するくらいはしたかも。愛する人とともに生きるか、たった一人でも平和への道を切り開くか。もしかしたら、AC196春の記録の前後で、そんな会話があったかもしれないなどと妄想します。
  • @*** はい。なので、私は2号機は「恐らく使われないであろう」リリーナ用説をとります。今のところはですが。
  • Dr.Jは唯一残ってる旧世代の亡霊、生きて現世代を縛るサイバーゾンビだとは思います。生きているけれども、亡霊であるに等しい。それをヒイロたちは何とかして越えなければならないわけで。その面では割とわかりやすい、かも。そして、その面だけで語れるお話ではないのですが。
  • というのも、世代を超える病という概念について、FTのはじめのはじめで、Dr.J自身が語っているからです。
  • おそらく今月号の収録は7巻もしくは8巻だと思いますが、1巻の伏線回収が今。2年越し……。
  • 表立っては描かれていないけど、Dr.Jとヒイロの相克を妄想するだけでスープカレーが食べたくなる。ヒイロ絶対Dr.J嫌いだろ。自分たちの命を弄ぶんだから。
  • 人間らしい感情を剥奪されて任務だからと絶対服従していたら、途中から敵だと認識しだして、今はなんて思ってるんだろう。言ってることは正しいけれど覆してみせなければならない、超えてみせるべき壁か。

今回のメインのひとつ、ヒイロとリリーナについて。ヒイロはリリーナがいない世界には生きていても意味がないくらいに彼女を大切に思っていて、それゆえに凄まじい憎悪を見せました。人間くさくなったことを喜ぶと同時に、危うさがそのまま表に出たかのような暴走ぶりで、読んでいて胸が痛かったです。おまえ、他にも生きる理由になる友達作ったほうがいいよ……ほんと……。

  • リリーナの選択はつまり、目の前の1人の死+小国1つの消失+何がトリガーで発動するか分からないP.P.P.を阻止して、P.P.P.が未来に解決している方に賭けたと。P.P.P.は197年現在でもある程度効果があるわけで、それを先延ばしにした選択は、さほど間違っていない。むしろそれしかなかった。
  • Dr.Jができたのは、発動条件の上書きが精一杯だったのかな。P.P.P.のコアは「成長するセキュリティ」とかロクでもないセキュリティがかかってるばっかりに、ノイエンハイムが改ざんした部分しか手出しができなかったということなのかもしれない。さらに、このことを恐らくトロワは知らない。その場にいなかったので。
  • ……総合的に見て、これは、正直に報告上げたらば、……恐らくレディ・アンの首飛んだ&五飛火星に飛ばされたんじゃないかな……。指揮権はカトルからプリベンターに返っているわけで、その時点でディズヌフの深追いを止めず、しかもそれが非正規隊員の所業というのは……。

さて、来月からは待ちに待ったMC編! 10ヶ月ぶりですね! ふつうに考えれば捕まってエリシウム島に行くところからのスタートかと思いますが、もしかしたら基地に取り残されたファザーたちか、VOYAGEの老師からか、それとも火星連邦やラナグリンの話からか。いずれにせよ楽しみです。